プップププー

形なきものの儚さを感じ
正義や真実なんて幻想はもう見ないと
乾いた笑いと共にいっそう歩を強める冬のはじまり。


鉄のような顔をして、刀を持たない人の前にもかかわらず、
動くのも大変そうな武装姿で、やっとのことでキメポーズ。
そんな間抜けな姿も愛しいと思うからこそ、見とれたふりもするよ。
自分を特別な存在にしてくれる人が好きなのだということにも気づいている。


私は今も身軽な存在で、誰にも文句言われずに、明日にも違う人を愛せてしまえる。